ブラシ エディター: 詳細なブラシ設定

詳細ブラシ設定を使って、ブラシの新規作成や既存ブラシの編集を行うことができます。

詳細設定は、ほとんどの標準ブラシに共通しています。パラメーターは、拡張されたツール オプション パネルにあります。パネルを開くには、ツールのアイコンをクリックするか、F5キーを使用します。

パラメーター値を変更する場合、パラメーター フィールドに数値を入力するか、スライダーを左右に動かして調整します。

 

標準パラメーター:

 

詳細設定 にアクセスするためのメニューは、 ボタン (ツール オプション パネルを拡張) をクリックして表示します。

 

[形]タブでは、ブラシの基本となる要素の形を選択できます。このタブは、[要素 = 形を選択]が選択されている時にのみ表示されます。

ブラシの形ライブラリ ブラシの形ライブラリ

形のリストの下部には以下のオプションが用意されています。

 

[ダイナミックス]タブには、基本となる要素のランダムな変更を定義するためのパラメーターが用意されています (パラメーターはツールやブラシの種類により異なります)。

[散布]タブには、ストローク内の基本となる要素の質や位置に影響を与えるパラメーターが含まれています。

    分散 (設定可能範囲は 0-1000): ブラシマークの分布を設定するパラメーターです。パラメーターの値が高いほど、ブラシのカーソルから離れたところに要素が分布されます。
    [X軸]チェックボックスがオンの場合、 要素はブラシの描画方向に沿って分布します。[Y軸]チェックボックスがオンの場合、要素は ブラシの描画方向を横断する形 (ブラシ方向に垂直) で分布します。両方のチェックボックスがオンの場合、要素は両方向に分布します。

    分散 = 50 分散 = 50

    分散 = 150 分散 = 150

    使用数 (設定可能範囲は 1-20): 各要素に対するブラシマークの使用数を指定するパラメーターです。

    使用数 = 2 使用数 = 2

    使用数 = 5 使用数 = 5

    使用数の変化 (設定可能範囲は 0-100): 各要素に対するブラシマークの使用数にどの程度変化を持たせるかを指定するパラメーターです。値が 0 の場合、要素の数は前に挙げたパラメーターで設定した数になります。値を上げると、要素の数は、減少する部分も生じるようになります。

    使用数の変化 = 10 使用数の変化 = 10

    使用数の変化 = 100 使用数の変化 = 100

 

[色]タブには、基本となる要素やストロークの色相、彩度、明るさに影響を与えるパラメーターが含まれています。

    要素ごとに適用: チェックボックスがオンの場合、色のバリエーションはストローク内の要素ごとに適用されます。チェックボックスがオフの場合、ストローク毎に適用されます。

    チェックボックスがオン チェックボックスがオン

    チェックボックスがオフ チェックボックスがオフ

    色相の変化 (設定可能範囲は 0-100): ブラシマークの色調バリエーションを設定します。値が 0 の場合、すべての要素の色は同じになります。値が高いほど、多くの色合いが使用されます。

    色相の変化 = 10 色相の変化 = 10

    色相の変化 = 50 色相の変化 = 50

    彩度の変化 (設定可能範囲は 0-100): 基本となる要素の彩度バリエーションを設定します。値が 0 の場合、すべての要素の彩度は同じになります。値が高いと、特定の要素の彩度が変化します。

    彩度の変化 = 30 彩度の変化 = 30

    彩度の変化 = 90 彩度の変化 = 90

    明るさの変化 (設定可能範囲は 0-100): 基本となる要素の明るさバリエーションを設定します。値が 0 の場合、すべての要素の明るさは同じになります。高い値では、個々の要素の明るさに差が出ます。

    明るさの変化 = 10 明るさの変化 = 10

    明るさの変化 = 10 明るさの変化 = 10

 

コントロール: 変化パラメーターの横に、コントロール ボタンが表示されることもあります。コントロール ボタンをクリックすると、該当するコントロール コマンドのオン/オフが切り替わります。右クリック、またはコントロール ボタンをクリックしたままでいると、ドロップダウン リストが表示され、ブラシ パラメーターの動作に関する調整を行うことができます。

    筆圧 : グラフィック タブレットが提供するタッチペンの筆圧値を使用してパラメーターの設定に変化を持たせます。

    傾き : グラフィック タブレットが提供するタッチペンの傾き値を使用してパラメーターの設定に変化を持たせます。

    回転 : グラフィック タブレットが提供するタッチペンの回転値を使用してパラメーターの設定に変化を持たせます。

    フェード: 隣のフィールドで指定する回数で、指定したパラメーター最小値まで徐々に下げていきます。

    フェード ブラシ サイズのフェード

    方向: 描画方向に沿って、要素の傾斜方向が設定されている角度に維持されます ([角度のバリーエーション]が 0 の場合)。

    ブラシの動く方向に合わせた角度で描画 ブラシの動く方向に合わせた角度で描画

    最初の方向: 描画方向に関係なく、要素の傾斜方向が設定されている角度に維持されます ([角度のバリーエーション]が 0 の場合)。

    元の角度を維持 元の角度を維持

 

[リセット]ボタンをクリックすると、選択したタブのパラメーターが 0 にリセットされ、コントロール設定も無効になります。

 

ブラシの特定の設定をプリセットとして保存できます。プリセットの一覧は、左側のツール オプション パネル (最小化表示、拡張された表示の両方) に表示されます。新しいプリセットを追加する場合は、[プリセット新規作成]ボタン をクリックします。プリセットを一覧から削除するには、[プリセット削除]ボタン をクリックします。

ボタンをクリックすると、プリセットの一覧が、.brush_presets 拡張子でディスクに保存されます。ディスクからプリセットの一覧を読み込む場合は、 ボタンを使用します。プリセット読み込み時に、関連する形やテクスチャは該当するライブラリにそれぞれ読み込まれます。

[デフォルト]ボタンをクリックすると、選択したプリセットの調整されたパラメーターすべてが、元の設定にリセットされます。