グリッチアート

グリッチアート効果は、イメージにデジタルノイズやデストーション (歪み) を追加し、データが破損した写真のような効果を与えることができます。実社会では、このような干渉は、デジタルデータの再生時のエラー、技術的な故障、デバイスの物理的な破損が原因で発生します。意図的に、この効果を画像に追加します。この視覚技術を使用することにより、写真の美的価値が上がり、見る人にも強い印象を残すことができます。

元のイメージ グリッチアート効果 グリッチアート
(画像上にマウスをのせると、元の写真が表示されます)

 

効果パラメーターは、2つのタブ、[干渉][ストライプとシフト]に分けられています。

 

[干渉]タブ

チャンネル シフト: このグループのパラメーターは、イメージの色要素を分けて、シフトさせることで、新たなカラー輪郭を生成します (3D アナグリフ効果とも呼ばれる)。

赤チャンネルをシフト
赤チャンネル
緑チャンネルをシフト
緑チャンネル
青チャンネルをシフト
青チャンネル

スキャンライン (走査線) : 昔のテレビで見られたノイズ効果に似たラインを生成します。

ノイズ: デジタルノイズやフィルム粒子ノイズを追加します。

 

[ストライプとシフト]タブ

サイズと位置: ストライプの配置や配列に関するパラメーターがまとめられています。

シンプル シフト: 移動した長方形によって生成されるストライプの数を指定します。

シンプル ストレッチ: 引き伸ばした長方形によって生成されるストライプの数を指定します。

ストレッチの最小/最大: ストライプの長さを引き伸ばす範囲を指定します。

色反転シフト: 色を反転させたストライプの数を指定します。

[垂直方向]チェックボックス: チェックボックスをオンにすると、水平方向ではなく、垂直方向に効果が適用されます。

[乱数開始値]ボタン: 様々なストライプの分布を生成します。

 

[固定されたプレビュー領域]チェックボックスがオンの場合、変更がすべて小さなプレビュー領域に表示されます。チェックボックスがオフの場合、イメージ ウィンドウに表示されている部分に変更が適用されます。

元の設定にレストアする場合は、[デフォルト]をクリックします。

[OK]をクリックすると、変更が画像に適用され、ダイアログボックスを閉じます。

[キャンセル]をクリックすると、変更を適用せずにダイアログボックスを閉じることができます。