この例では、 AliveColors 画像エディターで、色あせ、引っかき傷がついた写真を修復する過程を紹介します。
まず、AliveColors で画質調整の設定を使用します。引っかき傷としわを取り除くために、カメレオンブラシツールを適用します。このツールは、最も自然な方法で不具合を除去し、元の画像のテクスチャを維持したままダメージ部分を修復します。
左下の黄色がかった部分を取り除くために[イメージ] > [画質調整] > [色相/彩度] コマンドを使用します。
写真は全体的にグレートーンです。全体的な質を向上するためには、白黒が必要です。修正するために、[レベル補正]コマンドを使用します。
[レベル補正]ダイアログボックスは、[イメージ] > [画質調整] > [レベル補正]コマンドから開きます。ヒストグラムの下のスライダーのポイントを両サイドに一旦戻します。その後、黒のポインタを79になるまで右に移動させ、白のポインタは224になるまで左に移動させます。
[レベル補正]ダイアログボックスの[OK]ボタンを押すと、以下のようになります。
写真の色調がもっと際立つように処理を行ってみましょう。まず、[レイヤー]パネルの[新規レイヤー]コマンドで、レイヤーの複製を作成します。ドロップダウンメニューから[オーバーレイ]モードを選択し、[不透明度]を27%に設定します。
ここからは、不具合を取り除く作業を行います。色調調整を行った写真の傷やしわは以前よりも際立ってているため、簡単に見つけて取り除くことができるようになりました。
カメレオンブラシツール を選択して、写真の傷んだ部分を複製します。
上記の4つのステップだけで、写真をあっという間にレタッチできました。