HSL/グレースケール

[HSL/グレースケール]タブ は、個々の色範囲を調整したり、カラー画像をグレースケールへ変換したりできます。

色モデルの一つである HSL は、色相 (Hue の H)、彩度 (Saturation の S)、輝度 (Luminance の L) を使用した色を指します。

[HSL/グレースケール]タブ

 

デフォルトの設定では無効になっている、[グレースケールに変換]チェックボックスを有効にすると、画像を白黒に変換できます。設定パネルのパラメーターを調整します。それぞれのパラメーターは、特定の色範囲 (白から黒) に対応するグレーの明るさを変えます。

元の色 元の色

グレースケール グレースケール

チェックボックスをオンにすると、元の色を基準にして、部分的に画像の明るさを調整できます。

 

チェックボックスが無効の場合、表示される 3つのサブタブ、指定する各色範囲のそれぞれの色要素の調整を行うスライダーが含まれています。それぞれのサブタブの特長:

    [色相]タブでは、画像内の特定の色範囲の色相を変えることができます。例えば、空の色を薄い青色から紫色に変えることができます。

    薄い青色の空 薄い青色の空

    紫色の空 紫色の空

    [彩度]タブでは、各色の強度や鮮やかさを変えることができます。例えば、空の色をグレーから青色に変えることができます。

    グレーの空 グレーの空

    青色の空 青色の空

    [輝度]タブでは、特定の色範囲の明るさを変えることができます。パラメーターを調整すると、選択した色の部分を明るく/暗くすることができます。

    暗い空 暗い空

    明るい空 明るい空

色の調整には注意が必要です。なぜなら、スライダーを特定の色に移動した場合、画像内で該当する色の部分すべてが変更されてしまうからです。

[デフォルト]ボタンをクリックすると、すべての設定がデフォルトの値にレストアされます。